装飾塀とEPS造形
彩工房ではEPSをメイン素材に使って様々な造形物を製作販売しています。EPSというのが、Expanded Polystyreneの頭文字をとった略称で、一般的に発泡スチロールと呼ばれているものです。彩工房で使っている発泡スチロール
発泡スチロールというと、クーラーボックスの代わりに使う箱、お魚やお刺身を入れる箱、家電製品の梱包に使われているものなどが頭に浮かぶと思います。特徴としては、軽くて柔らかくて燃えやすいというイメージがあるのではないでしょうか?
もちろんそのイメージで間違いないのですが、発泡スチロールには製造の仕方や添加物により様々な種類があります。彩工房では、用途に応じて密度の高くて硬いものや難燃性のもの、防蟻性能のあるものなどを使っています。
また、発泡スチロールの強度を保証するため、2012年1月25日に発泡スチロール塀(特許取得)の耐震試験を行ない耐震試験に合格しております。この時、検査官は『重量のある物』が丈夫と言う観点から全く逆の、『軽くて・強い』という商品に驚いておりました。
この年に、静岡新聞朝刊に彩工房(有)が取り上げられ【発泡スチロールの装飾塀】という内容で記事が掲載されております。


彩工房の発泡スチロール塀『装飾塀』
特許と実績
彩工房の発泡スチロール塀『装飾塀』は2014年に特許登録と商標登録を取得し静岡県地震防災センターに常設展示してあります。一般住宅の塀から、公共施設、病院、お寺様の塀などの多くの実績があり、現在も様々な場所で対応できるよう改善を進め実績を伸ばしております。
詳しい内容は専用ページの方に→『彩工房の装飾塀』
技術研修と専用材料販売
お問い合わせを多数いただいたため、施工業者様向けに技術研修を開講しております。当社にて審査、研修後、専用材料の購入も可能になります。随時研修は開催していますので、お問合せフォームよりご連絡ください。
なぜ発泡スチロールを使うのか?
まず私達の視点からいきますと、施工性が非常に良いことがあります。柔らかいので、切ったり貼ったり削ったりする加工が容易で、自由な発想やデザインをそのまま実現することが出来ます。 そして実は発泡スチロール、燃えるとか潰れるとか建築には向いていないんじゃないかと思われがちですが、いいところがいっぱいあるんです。
まずは軽いこと。発泡スチロールは造形素材の中で一番軽い素材です。 そのため持ち運びも簡単で、舞台美術やテレビセット、店舗のディスプレイなどの移動可能にしておきたい造形物に適していますし、高いところに設置しても安全です。 更に強度。彩工房が使っている発泡スチロールは一般的に使われているものよりも密度の高いものを使用しています。また表面の処理の仕方によって強度を高めていくことも可能です。
その他にも発泡スチロールは優れた特性をいくつも持っています。下記の表に発泡スチロールのメリットとデメリットをまとめてみました。
発泡スチロールのメリットとデメリット
メリット | デメリット |
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