彩工房 有限会社

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Q & A

施工中などにお客様に聞かれた質問をその回答と共にまとめてみました。
「そもそも塗り壁って…?」なんてザックリした内容のものもあります。
私達の仕事は塗り壁・塗装・造形と多方向に伸びているため、それぞれの分野ごとに 質問事項をまとめてあります。ご自分の知りたい項目をクリックして頂くと見やすいですよ。
また、ここには載っていない、でも聞きたいことがある! という方は、 お電話・FAX・メールなんでも構いませんので、お気軽にお尋ね下さい。

塗り壁についてのご質問

Q1左官屋さんと塗り壁屋さんってどう違うの?
一番良く聞かれますが、一番説明しにくい質問です・・・(^^;) 共に建物の壁を塗る職種なのですが…、 あ、左官屋さんは床(土間)もやりますね!私たちはモルタルや漆喰など、平らに壁を仕上げる仕事を 得意とする人を左官さん、それとは逆に一定にはならない模様付けを得意とする人のことを 塗り壁屋さんと呼んでいます。
もともと塗り壁屋さんという言葉はなくて、近年になって珪藻土塗り壁材や、西洋の鏝ムラのある 塗りが流行したことから『塗り壁屋さん』という言葉が生まれたらしいです。
Q2そもそも塗り壁ってなんですか?
漆喰や珪藻土のように(最近は元から練った状態のものが多いですが)粉末状のものに水を加えて練り、 鏝という道具を使って塗り付けをする,日本古来の伝統的な湿式工法の壁仕上げです。
断熱性や防火性に優れ、お部屋の中で使うクロス壁や家の外に張っているサイディング(レンガ調や タイル調になっている化粧の板)壁と違って、出来合いの物を加工して貼り付けていくものではなく、 下地から仕上げまで、オーバーに言ってしまうと材料から手作り・手作業の壁ですね!
Q3内装屋さんとは違うの?
内装屋さんはクロス屋さんのことを指す場合が多いですね。 もちろん室内の塗り壁工事をする場合は 内装屋さんと呼んでも間違いではありません。ただ、塗装屋さんと同じように、私達塗り壁屋・左官屋は 室内の工事も外壁の工事もやりますから、塗り壁屋さん=内装屋さん や 左官屋さん=内装屋さん とはならないですね。
Q4塗り壁のサンプルは有料ですか?
塗り壁の色とパターン(模様)を決めるための必需品ですね! 彩工房ではお客様のお話を伺った後、仕上がりのイメージが少しでも伝わるようにと300×400㎜程度の サンプル板を無料で提供しています。 ただ、あくまでもサンプルはイメージで、全てが手作業のため、 実際の施工とサンプルとが全く同じになるわけではありませんので、その点はご理解下さい
Q5繊維壁の上に塗り壁って出来ますか?
繊維壁は聚楽壁や砂壁とは違い、繊維を引っ張ってしまうので、必ず専用剥離剤やスプレー等で 撤去してから塗り壁をします。
Q6ボードのひび割れが出てきたみたいなんですけど…
「建物は生き物」…といったように、表面上には見えない柱や梁などの躯体は、湿気や乾燥で伸縮します。 なので当然ひび割れは出てくるものなんですね。 長年住んでいればクロスのジョイント部分だって 剥れてくるので、自然素材の珪藻土なんかは尚更です。
  でも、ひび割れが起きたからといって、 自分の家は欠陥住宅なんじゃないか?とか 雨漏りするんじゃないか?なんて心配はしなくて大丈夫です。 ひび割れの処理方法は、ひび割れ部分の表面をカッターで削り落とし、再度ファイバーテープを貼って 上塗りをするか、ボンドコークで埋めた後上塗りをするというような方法で良いと思います。
Q7珪藻土ってどんな効果があるの?
一番の特長は多孔質であることから、部屋の温度を一定に保ってくれるという調湿機能です。 また音が響きにくいなどの消音効果も少しあるみたいです。 商材によっては消臭効果のあるものもありますよ。あとは塗り壁ならではのテクスチャ(鏝模様)による、 照明や太陽光の陰影など、視覚的に楽しめるといった特長もあります。
Q8県外でも工事にきてくれますか?(内外)
交通費が加算されますが、お伺いします。 お客様にとって一番良い方法をご提案いたしますので、先ずはお問合せ下さい。
Q9櫚慢の里って何?他の珪藻土とどう違うの?
櫚慢の里は、当社とメーカーさんで開発したオリジナル珪藻土塗り壁材です。 当社の塗り壁教室に来たお客様のご要望を受けて、一般の方々にも塗りやすい材料を、と開発しました。 製造の段階で、調色・攪拌を行っているので、他の塗り壁材と違い粉末状ではなく、液状で出荷されます。 なので、お客様の好みに合わせて水や砂を入れて塗ることが出来るという使いやすさがポイントです。
現在はお得意様や塗り壁教室に参加して頂いたお客様のみに販売しておりますが、 近々、一般の方への販売も考えています。
Q10塗り壁材によって金額は違いますか?(内外)
違います。塗り壁材の種類、珪藻土の種類などによって、性質も変わってきますし、下地処理や塗り厚も 変わってきますので、金額も違ってきます。当社にお問い合わせ下さい。
Q11業者によって金額が違うのはなぜですか?(内外)
工程数や使う商材の種類など、金額が違う理由はいろいろありますが、施工内容や使うものの詳細、 施工後の保障などを確認して、適正価格の業者さんに注文されることをお勧めします。
Q12自分で珪藻土を塗ってみたいのですが…(室内)
もちろん可能です。最近ではホームセンターにも一通り揃っていますので、そちらで買うのも良いかも しれません。 リフォームで塗り壁を…とお考えの方には、下地の種類によっては手間がかかってしまうので、 下地処理のみ当社で施工させて頂く。…というのも可能です。 当社では随時塗り壁教室も行っていますので、そちらに参加して頂けると嬉しいです。

造形についてのご質問

Q1発泡スチロール造形ってなんですか?
これまたなかなか説明しにくいのですが、言葉の通りです! 『発泡スチロール』で『形』を『造る』んですね!!  …ってそのまんま過ぎですかね?
発泡スチロールといえば、家具や家電なんかを梱包しているとかお肉や魚を入れているもの~…とかの イメージが強いかと思いますが、実はアメリカでは随分昔からウインドウディスプレイや舞台美術(装置)など 幅広い分野で使われていたそうですよ。
国内でも平成10年頃からFRP(fiberglass reinforced plastics: 繊維強化プラスチック)造形と共に、看板やテレビセットなどの装飾品として使われるようになってきました。
発泡スチロールは軽量で加工もしやすく断熱性能もあることから様々なトコロで利用することが可能です。 彩工房では、そんな特性を活かして住宅や店舗の内外の装飾品を造っています。 例えば窓廻りのモール だったり手摺だったり仕切り壁だったり、お庭の塀やガーデニングハウスなどを造ったりもします。
Q2発泡スチロール造形の強度はどうなんですか?
発泡スチロールに関してはいっちばん聞かれますね! まぁ発泡スチロールは空気の塊みたいな物ですから 指で押せば凹むじゃないか、と思うのが普通ですね。
もちろん発泡スチロールを表面に見せた状態で 完成!とはしませんが、彩工房で使用している発泡スチロールは一般に使われているものよりも密度の 高いものなんです。だからちょっと固い。それでもそのままというわけにはいかないので、コーティングをして 強度を高めます。
設置する場所や用途によって表面の強度を変えていますが、塀などは人が乗ったり 寄りかかったり蹴ったりしても大丈夫なくらいにしてあります。 ただ、表面の強度を高めるには、作業工程が増えたりコーティング材の性質を上げたりするため、コストがかかってきます。 なので、彩工房では手の触れないところ(高い所とか)に設置するようなものは 最低限の強度にし、コストを抑えお客様がお求めやすいようにしています。
Q3製作期間はどのくらいかかりますか?
彩工房では全てが手作業のため、製作するものや表面強度によって期間は大きく変わってきます。 ただ、ご注文頂いてから製作し始めるという完全受注生産になりますので、どんなに小さなものでも一週間前後はかかってしまいます。
その他に、お庭の塀の場合ですと、基礎工事からになりますので、 短いものでも2週間~3週間程度、外壁一面の装飾造形工事になりますと仕様によっては1ヶ月以上の 工期が必要です。
Q4発泡スチロールって環境にはどうなんですか?
発泡スチロールはフロンガスなどの有害物質を出すこともなく、リサイクルにも適応する、環境に負荷の 少ない優しい素材です。
Q5モルタル造形ってなんですか?
まずモルタルについて。 モルタルとは砂とセメントと水とを練り混ぜて作る建築材料で、壁の仕上げ材や 目地材、躯体の調整材として使われています。
私達彩工房はそれを造形材として使用しています。主に擬木やレンガなどの重厚感を出したいようなものを作るのに使用しています。実際本物の素材を使った方が良い場合もありますが、モルタル造形の良い所は軽量化を図れる事や 本物では出来ない形状のものも作り出すことが出来る所ですので、私達は場合に応じて本物とモルタル 造形とを使い分けています。

塗装についてのご質問

Q1家の塗り替えはなぜしないとならないのですか?
建物の外部には木・金属・外壁ボードなどが使われておりますが、これらを塗り替えせずに放置しておくと、雨風・紫外線などによってどんどん痛んできてしまいます。
耐久性も落ちてきますので外壁のひび割れなども起きやすくなり、将来的に建物の内部にまで損害を与えかねません。 そうなる前に塗装によってそれらを保護してあげることで、建物全体を守り、長持ちさせることが出来ます。
Q2費用はどのくらいかかりますか?
建物の大きさや塗り替え箇所、施工内容(使用する材料なども含め)等によって大幅に変わってきますのでまずはご相談下さい。 お客様のご予算を考慮した上で、無料見積もりさせて頂きます。
Q3塗り替えをする場合、期間はどのくらいですか?
これも仕様等により幅があるのですが、おおよそ二週間~三週間程度になります。
Q4塗り替え時期ってあるんですか?
外部の傷み具合や経過年数によって判断することになるのですが、主にカビや藻の発生、鉄部の錆び、木部の割れや腐食、コーキングや外壁のひび割れなどは見た目にも分かりやすいので、ご自分でも判断できると思います。
ただし、本来はこういった症状が出る前に新しい塗膜で保護してあげるのがベストなので、新築時又は前回塗り替えた時から5年ほどを目安にお考え下さい。
Q5どういった材料を使うのですか?
塗る箇所の素材に合ったものやお客様のご要望(例えば汚れを付きにくくしたいなど)に合ったものを、こちらで提案させて頂きます。また、彩工房では塗装以外にも塗り壁材を使用した塗り替えも施工していますので、お気軽にご相談下さい。
Q6色を変えたり、模様を付けたりは出来ますか?
塗り替えのメリットには色を変えて楽しむことも含まれておりますので、もちろん可能です。当社にはデザイナーもおりますので、ご相談下さい。
Q7駐車場の床って塗装出来ますか?
仕上げによって、滑り止めがあったり、色付けのみだったりと種類がありますが、可能です。
Q8見積もり依頼、塗り替えの相談だけでもいいですか?
もちろんです。見積もりの依頼だけでもいいですし、ご自分の家がまだ塗り替えをしなくてもいいかだけ知りたい! …というご相談だけでも構いません。 是非お気軽にどうぞ♪
Q9室内のクロスの上からの塗装は可能ですか?
現状で剥れていたり傷が多くなければ可能です。 彩工房で扱っている珪藻土『櫚慢の里』を塗ることも出来ます。その場合は下地処理を行うので、剥れや傷などは関係なく施工可能です。
Q10家具や建具なども塗装してもらえますか?
種類(家具・建具の現状の仕上がり)により、施工が可能かどうかがありますが、当社ではそういった依頼も承っています。室内のものがほとんどですので、環境や健康などのことを考慮して、自然塗料等を使用するのが望ましいかもしれません。
また彩工房では、アンティーク塗装などの特殊塗装も施工していますので、ちょっとこだわりたい方にはおススメです。